2010年3月8日月曜日

家庭の衣楽(いがく)「ダメージ加工編その4(延長戦)-匂わないから逃げないで、頼むから-」



色落とし編

その1

その2

その3

まさかの延長戦、今度こそラストです。

前回のようにリペアした箇所は生地の柔軟性が損なわれ
周辺が裂けやすくなります、そんな大穴や予備軍的小穴が
広がってきた感じでダメージを再現していきます。



変り種ダメージも乗せていきます。



「かぎさき」ってやつですね、チャリのチェーンに
はさまって、みたいな経験してる方も少なくないんでは?

そうなったらここはただ裂くだけじゃなく引っかかった
箇所のあたりもお忘れなく、ぐちゃっとつまんでヤスリで
OKです、こだわるならオイル汚れも付けたいところですね。



大穴もさらに広げます。



モモ付近はこんなで良いでしょう。



「アタリ」の磨耗も派手にしていきます。



室内でかかとも踏むでしょう、がしっと削ってからカッター
で穴あけます。



前がダメージ進んでるなら当然おしりもいってるでしょう。



ホームレスとの差別化でこんな作為的なデティールもまぜて
みても良いでしょう、他人が安心します。



次はまたリペアしていくんですが、洗い作業と同じ要領で
色落ち数種類の布切れ作っておきます。



ここは濃い布で。



ここは薄い色の布でいきましょうか。



裏に当てる布が厚い場合は横糸切っておきましょう、で、
穴周りだけギザギザにミシン。

デニムオンデニムで横糸ごとリペアするとアスファルトで
スライディングできるくらいカッチカチになってしまい
ます。




ある程度理屈で明文化できる作業はこのくらいです。

後はもう好みでガンガンかわいがってやりましょう
、今回までの方法の応用応用です。

ちなみに俺の最終的な着地点はこんな感じ。

目標としては以前紹介した友人のクラストパンツの
デニム版?のような雰囲気ですね。









ここまでではいたのはくせ付け、印付け時着用のみ、
完全に家での作為的な加工です。



ダメージ加工のコツとしては、

「器用な人は雑に見せる」

「面倒くさがりは丁寧に見せる」

って事かもしれません。

あ、あと「結果を急ぐな」ってのも重要。

なんて自分は思ったりしますが、ほんと要は好みの問題、
「オシャレ?しらねぇよ」くらい好みでいいと思います。

失敗上等でいいので楽しんでやれば愛着のある1本を
自分のものに出来るでしょう。

参考までにここまでの作業は仕事の合間にやって5日程度、
ほぼ乾燥時間なので真夏ならもっと早くいけると思います。

あああ、長かった。

今度はクラストパンツでもやりましょうか、相当先になるし
俺パンクスじゃないですけど。

にわか上等、120%ファッション目線でって事で。

それでは。

CARTRIDGE CASE222 OFFICIAL WEBSITE

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