2010年2月15日月曜日

家庭の衣楽(いがく)「デニム加工編その6-全体の印象をまとめる-」



その1  その2

その3  その4

その5

気の利いた前置きを考えていたらタバコが5cm灰に
なっていました、吉田です、こんばんは。

俺のヤクルト並みのユーモアセンスは枯渇間近かしら、
ただでさえ心もとない量なのに、、、、

工程7:削りと後染め

:紙やすり

:紅茶

前回までで上画像まで来たデニム、しかしまだわざと
らしい雰囲気が残ります。

今回はその辺をケアしていきましょう。

まずモモやヒゲなどコントラストが足りないところに
再びやすりをかけていきます。

同時にグラデーションも調整していきましょう。

もう糊の効果がないので自然乾燥特有の硬さを生かします、
が、すぐにやわらかくなってしまうので変な削り方をしない
よう注意して下さい。


右モモ調整前

右モモ調整後

左モモ調整前

左モモ調整後

グラデーション、コントラストがよりまとまってきた
のがお分かりでしょうか?この工程では目で見て、
「絵」を描くように削っていってください。

が。

まだ違和感ありますよね、それは色落ちが白すぎるせい
です、前回漂白剤に浸けてるんで当たり前ですが、
リアルにここまで色が落ちたデニムは多少汚れている
ものです。

(俺世代からみたおばさん達がお召しになってそうな
デニムが着地点ならばこのままでもOK、アップリケ
もあしらってバーゲンにGOです。)

ここでその汚れを再現する為に後染めしていきます。

*次回以降のダメージ加工まで一気に、という方は2度
手間なのでダメージ加工後に後染めやったほうが楽です。

市販の染料でもいいのですが、家庭で出来るってのが
モットーなのであえて紅茶で、色的にはコーヒーやしょうゆ
でもいいですが匂いがきついのでお友達がへります、
やめておきましょう。



手鍋か何かで紅茶を濃く煮出します。



ティッシュにつけて写真程度の濃さになっていれば充分。

染めるのは簡単、バケツに熱湯はって紅茶と食塩入れて
デニムをぶち込みましょう、むらになっても大丈夫です、
そんな濃く染まりませんから。

で、手で絞って洗濯機で「脱水のみ」、染料じゃない分色落ち
しやすいのであえて、です。

*洗濯槽は拭いてください、お母さんに叱られます。

乾くとある程度落ちにくくなるし落ちたらまた染めればOK。

脱水後は自然乾燥でも乾燥機でもお好みで。




どうでしょうか?少しはまとまって見えないでしょうか?

*写真はフラッシュたかずに撮ってるので作業中よりは
実物に近い色になってます。

まあ特に違和感感じない方はこの工程すっ飛ばしても良かった
んですけどね、今更ですが。

とりあえずデニム加工第1章的なものは終了です。

ネタ確保用の企画なので数日かけて小出しにしてますが、
実際はここまで乾燥含め2,3日で出来ます。

2章からはダメージ加工の予定。

それでは。

CARTRIDGE CASE222 OFFICIAL WEBSITE

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