2010年2月9日火曜日

家庭の衣楽(いがく)「デニム加工編その2-ヤスリその1-」



【その1】

どうも、ネタ確保にこんな事やってからデニムの聖地岡山
のアクセスが増えて失禁間近のマップメイカー吉田です。

今回からは生地を削っていく工程です。

準備するもの、

:紙やすり(細かいのから荒いのまで種類あるといいですね)

:自分の足

:タオル

:周囲にある棒状の小物

:小麦粉(?!)

:チャコペン(無ければチョークでもいいし最悪小麦粉でもいいです)

こんな感じです。

工程3:モモとヒザ

いきなり加工のメインボーカル的な箇所の加工です。

前回はきぐせを付けたデニムをもう一度はいてしゃがんでください、
その時股関節やヒザのシワが入らないもも上部分にチャコペンで印を
付けます。

ヒザ部分はしゃがんで床に付く骨の出っ張りを囲むように印。



こんな感じ。

で、脱ぎます、しばらくはかないので別なズボンはいてください、
風邪ひきます。

今印を付けたところがガンガン削って良いところです、最悪破けた事に
すれば良いので失敗上等でここでコツを掴みましょう。

印の部分の内側にタオルを入れます、入れないとフローリングや畳の
跡が出てしまいます、入れたら紙やすり(番手は勘でいいです、が、
木工用はお勧めしません、プラモとかのホビー用が良いです、木工用は
荒すぎるので、あとはおかしいと思いながら色々試しましょう)で印の
内側を削っていきます。

力加減は、あー、っと、「木綿豆腐つぶれるかどうかのギリギリ」って
感じです。



注意すべきなのはここで理想の色までは落とせませんって事。



写真のように少し青が明るくなったな程度で充分です。



次はシワ部分。

くせが付いて山脈みたいになってる山頂部分に印を入れます、ここで
小麦粉登場。



はいてからしゃがんで、小麦粉を手に付けてやさしくなでていきます。



脱いでおくとこんな感じ。



色落ちのデモ的な状態、お手持ちのデニムは概ねそのように色落ち
していく運命になります。

これを削りの指標にしていきます。

で、山脈周りの色落ちのグラデーションですが、

股関節のヒゲは下へ

内腿、ヒザ上は上へ

ひざ下は下へ

のように徐々に色落ちが薄くなる傾向にあるようです、ここはお手持ち
の古着やヤフオク、雑誌なんかでよく観察してみましょう。

まあはいた状態でやすりかけても良いんですが、オススメは脱いだ状態で
やすりで「絵」を描くように削る方法、この工程中ずっとしゃがみ続けて
いられれば問題ありませんけど、トイレにたったり新聞の勧誘断ったり
してしゃがみなおしたらシワがずれてること請け合いです。

山脈の部分はマジックペンや断面が丸い箸なんかの棒状の小物(硬いもの)
を内側に入れてしっかり削ります。

グラデーションはやすりを細かくしていっても良いし力を弱めていっても
いいです、削ってる段階で濃淡が分かれば成功だと思います。

だいたいコツは掴めてきたでしょうか?賢明なかたならここでなぜ前回糊を
落とさず硬く乾燥させたのかお分かりかと思います。

やわらかいとやりにくいんです、力入れすぎると変なシワ寄ってスマイル
マークの口みたいな削れ方するし、濃淡のメリハリつけにくい。

Tシャツにサインするより色紙の方が楽なのと同じです、2つ目のメリット
はまた今度説明しますが、とりあえずやすり工程では硬さは必須です。

今回の作業でこんな状態。



えー?って声が聞こえてきそうですが加工はまだまだ序盤、次回は後ろ
の方やっつけて行きます。

それでは。

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